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other:cellphone_sensor

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other:cellphone_sensor [2014/12/16 22:30]
hirosi [なぜ改造をするのか]
other:cellphone_sensor [2015/01/17 19:21] (current)
hirosi [実行]
Line 38: Line 38:
 普通の抵抗の値を読み取らせれば良いのです。\\ 普通の抵抗の値を読み取らせれば良いのです。\\
 ====実行==== ====実行====
-まずは常温でのサーミスタの抵抗値と、サーミスタに繋がっている端子を知らなければなりませんので、 +まずは常温でのサーミスタの抵抗値と、サーミスタに繋がっている端子を知らなければなりませんので、\\ 
-抵抗測定ができるテスターを使ってマイナス端子と、その他の端子間の抵抗値を調べていきます。 +抵抗測定ができるテスターを使ってマイナス端子と、その他の端子間の抵抗値を調べていきます。\\ 
-サーミスタ端子以外の箇所では値が出ないと思います。値が出たらその端子がサーミスタ端子です。 +サーミスタ端子以外の箇所では値が出ないと思います。値が出たらその端子がサーミスタ端子です。\\ 
-もしマイナスマークの他にTと書いてある端子が有ればそれがサーミスタ端子ですのでこの過程は省略できます。 +もしマイナスマークの他にTと書いてある端子が有ればそれがサーミスタ端子ですのでこの過程は省略できます。\\ 
-サーミスタ端子を見つけたら、電池が常温の状態でその抵抗値をメモしておきます。 +サーミスタ端子を見つけたら、電池が常温の状態でその抵抗値をメモしておきます。\\ 
-大体数kΩから数十kΩだと思います。+大体数kΩから数十kΩだと思います。私の場合は10.4kΩでした。\\ 
 +{{other:​cellphone_sensor:​normal_res.jpg?​300*200}}\\ 
 +次にこれと同じ抵抗値の抵抗と、銅板を使ってこんなものを作ります。\\ 
 +{{other:​cellphone_sensor:​tool.jpg?​300*200}}\\ 
 +電池パックの端子と同じ幅に切った2枚の銅板の間に10kΩのチップ抵抗をはんだ付けしただけのものです。\\ 
 +私は携帯電話のケースと電池パックとの間に殆ど隙間が無く、\\ 
 +チップ抵抗以外ではケースの中に納まりそうになかったのでチップ抵抗を使いましたが、\\ 
 +ケースと電池パックの間にスペースが有る人は普通のリード抵抗で良いでしょう。\\ 
 +\\ 
 +そうしたら次に電池パックのサーミスタ端子をセロハンテープなどで絶縁してしまいます。\\ 
 +{{other:​cellphone_sensor:​tape.jpg?​300*200}}\\ 
 +そして先ほど作った銅板と抵抗をはんだ付けしたものをセロハンテープとGND端子の上に載せて固定します。\\ 
 +{{other:​cellphone_sensor:​setting.jpg?​300*200}}\\ 
 +これで携帯電話からは本来のサーミスタの抵抗値は行かなくなり、その代わりに\\ 
 +常にチップ抵抗の値が読み取られるようになったはずです。\\ 
 +ではこの状態で携帯電話にセットしましょう。\\ 
 +{{other:​cellphone_sensor:​final.jpg?​300*200}}\\ 
 +これですべての工作は終了です。\\ 
 +これでどれだけ電池パックの温度が上がったとしても携帯電話は通常と同じ動作をし続けるようになりました。\\ 
 +\\ 
 +もし改造後に携帯電話が起動しなくなった場合は携帯電話がサーミスタの値を間違って読んでいるということですので\\ 
 +銅板の接触や、チップ抵抗のはんだ付け状態などを確認してみてください。\\
other/cellphone_sensor.1418736648.txt.gz · Last modified: 2014/12/16 22:30 by hirosi