以前のリビジョンの文書です
DRSSTCとは、SSTCを更に改良し、一次側巻線も共振させることによって大電力を投入可能としたものである。
以下に大まかな動作メカニズムを解説する。
まず、一次側巻線にコンデンサを直列に挿入して直列LC共振回路を構成し、この一次側の共振周波数を”二次側共振周波数*何らかの定数(※1,2)“に設定しておく。
この一次側共振系を共振させると、インピーダンスは0になり、理想的にはR成分も0となるため際限なく電流が流れる。
すると、二次側もつられて共振し、結果的に高電圧が発生する。
このように動作させることにより、一次側に大電流を流すことが可能になり非常に強力な放電を得ることができる。
※1:テスラコイルはその定義より、共振状態に於いて本来の動作を発揮するものであり、ここでの結合係数は共振状態での測定値を用いる必要がある。一般的な測定器では測定周波数を細かく設定することができないため共振状態での結合係数を測定することができない。非共振状態に於ける結合係数は非常に低い値を示すはずである。
2:一次コイルの自己インダクタンスをL1,二次コイルの自己インダクタンスをL2,漏れ磁束を含めない理想的な相互インダクタンスをM,結合係数をkと置く。ここで、kは
k^2=M^2/(L1*L2)
と定義される。また、
疑問点あるので筆者さん解説おながいします。