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teslacoil:sgtc

SGTC

SGTC(Spark Gap Tesla Coil)とは
最も基本的で且つ最も古いタイプのテスラコイルである。
かのニコラ・テスラがかつて開発したテスラコイルもこのタイプであった。
tesla_colorado.jpg

ほかのテスラコイルよりも放電のピークパワーが大きくし易く、
太い極めて鮮烈な青白い放電が容易に見られるのがこのタイプの特徴であろう。
また、構造が極めて単純で、初心者にも作りやすいと言えるだろう。

構成要素

SGTC構成図
最も単純なテスラコイルとしては上図のようなものが挙げられる。
各構成要素の詳細については別にそれぞれ記載する。

動作

1.電源を高圧トランスで昇圧し、2次側キャパシタを充電する。
2.キャパシタ間電圧が上昇し、終にはスパークギャップ間が絶縁破壊する。
 (絶縁破壊した空間はプラズマ化しており、以降ほぼ導体として振舞う)
3.キャパシタとプライマリコイルによりLC共振状態になり、
 プライマリコイルに高電圧が発生。
4.セカンダリコイルに高電圧が誘起され、更にセカンダリコイル自身も
 線間容量、トロイドのキャパシタンスと己のインダクタで共振を起こし、高電圧を発生。
5.放電が起きる。

電源

teslacoil/sgtc.txt · 最終更新: 2014/01/30 03:57 by hirosi